肩を地面にぶつけた&肩を強く打った:肩鎖関節脱臼

よくある症状・疾患一覧へもどる >

肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう)

kensa1kensa2
■どのような障害か

ラグビー、柔道、レスリング、相撲などで肩から落ちたり、スキー、スノーボード、バイクや自転車の転倒で肩を打つことで起こります。
症状は、肩鎖関節部の安静時の痛み、押したとき、腕を動かすときの激しい痛みがあります。腫れにより症状が強
くなります。肩鎖関節の脱臼のため、鎖骨の端が皮膚を持ち上げて突出します。

■なぜ起こるのか

肩 鎖関節は、鎖骨と肩甲骨が接している関節です。この関節は、靭帯(肩鎖靭帯と鳥口鎖骨靭帯)でつながっています。靭帯は、関節がずれることを防いでいま す。この肩鎖関節を損傷すると、上肢を支える支柱を無くすこととなるため、上肢全体が下垂し、肩関節を軸とした上肢の運動機能も著しく低下します。
肩鎖関節の損傷は3段階に分けられます。
脱臼は単純レントゲンで明らかとなります。

■どうしたら治るのか

ほ とんどの場合は、手術をしないで保存的に治療します。肩鎖関節に負担を掛けないようにするため、三角巾や包帯、テーピングを使って、痛めた側の上肢を体幹 にしっかり固定することが大切です。痛みが取れてきたら、徐々に動かしていきます。肩関節が固まって、動きが悪くなることを防ぐために早めに肩関節を動か していくことが大切です。2~3週間で日常生活動作に支障がなくなります。約2カ月間は、重いものをさげたり、体を接触させるスポーツは禁止です。
脱 臼の場合では、手術の適応となる場合もあります。(活発な運動を行う選手や、手をあげて仕事をする必要がある人が手術適応となります。)手術は損傷した靭 帯を修復し、ずれた関節を正しい位置に戻すものです。手術後約3か月間は、靭帯が十分な強さまで修復されないので、重いものの持ち運びや体を接触させるス ポーツは禁止です。