手のひらをついて転んでしまった:舟状骨骨折

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舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ)

■どのような障害か
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舟状骨は指の骨と前腕の骨を連結する重要なはたらきがあります。舟状骨は手の骨の中で最も骨折を来たしやすく、手関節周囲の圧痛と腫れに加え、掌(てのひ ら)の親指側に顕著な圧痛があります。合併症として、偽関節(ぎかんせつ:骨がつかずに関節をつくるもの)や変形治癒がおこることがあります。これによっ て、手関節の運動が変化して痛みや可動域の減少、力の低下を来すことがあります。舟状骨の血行は不安定で、虚血性壊死(えし)を来す危険が高くなっていま す。
また、この骨折は、その解剖学的構造から通常の2方向のエックス線撮影では骨折を確認できないことがあります。そのため、舟状骨を別の角度 から何枚か追加して撮影する必要があります。CT検査が診断に役立つ場合もあります。骨の血行状態を知るためにはMRI検査が役立ちます。

■なぜ起こるのか

舟状骨骨折は掌をついて転んだ際や、サッカーのゴールキーパーなどで拳を握ったパンチなどの外力でも発生する骨折です。

■どうしたら治るのか

ズレのない骨折は、親指から肘までをギプスで固定します。固定期間は骨折型によって多少異なりますが、6~12週固定します。舟状骨の血行は指先に近い方が良好で、腕に近い方が骨癒合に時間を要することがあります。
ズレのある骨折は、手術をして金属のピンで固定します。4週程度の固定後、4~5ヶ月でスポーツ復帰が可能です。
骨の欠損がある場合や偽関節になっている場合には、骨を移植する手術や金属のピンによる固定術の併用の必要があります。
ギプス固定除去後は可動域練習や筋力強化といったリハビリテーションを行うことで、機能の再獲得を目指します。