中高年の指のこわばりと痛み:ばね指

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ばね指

■どのような障害か

中高年に多く、指にこわばり感があり、動かすと痛みが生じます。曲げた指を伸ばすときにひっかかる感じがして「コキン」と音がすることもあります。
症状が悪化すると、曲げた指を自力で伸ばすことが出来なくなり、曲がったままになってしまいます。

■なぜ起こるのか

図のように指には、指を曲げるための腱という組織と、それを包むバンドのような部分(腱鞘:けんしょう)があります。
指を曲げ伸ばししたとき、腱は腱鞘の中をスルスルとすべるような動作をします。指の使い過ぎで過度な負担がかかると腱や腱鞘に炎症が起こり、指を動かしたときに腱が腱鞘にひっかかるようになります。

■どうしたら治るのか

使い過ぎが要因なので、指を安静にすることが重要です。
痛みが強い場合には直接、腱鞘にステロイドと麻酔剤の混合液を注射をして炎症と痛みを抑えます。
それでも良くならない場合は、腱鞘を切って腱を解放する手術をします。手術と聞くと怖い感じがしますが、外来で行うことができる比較的簡単な手術です。
関節が硬くなるのを避けるため、手術の翌日より指の曲げ伸ばし運動を開始します。抜糸は10日~2週間後に行います。
ほとんどの場合はこのような治療法でよくなります。

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