股関節、腰周りのだるさや痛み:股関節臼蓋形成不全

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股関節臼蓋形成不全(こかんせつきゅうがいけいせいふぜん)

kyuugai
■どのような障害か?
股関節は、図のように大腿骨(太ももの骨)と骨盤で形成され、体を支える重要な関節です。通常、受け皿となる骨盤側がドーム状になり、球形の大腿骨頭を包み込む安定した構造をしています。
しかし、この受け皿となる骨盤側の形成が生まれつき不十分な場合や発達が不十分な場合があり、これを股関節臼蓋形成不全といいます。
X線計測上、シャープ角が33~38°が正常の目安といわれています。シャープ角がこれ以上だと股関節臼蓋形成不全と診断されます。
この疾患では、乳児期の検診で先天性股関節脱臼や亜脱臼といわれた方が多く見られますが、とくに乳児期にそのような経験がなくとも日本人女性には多く見られ、母や祖母も股関節臼蓋形成不全がある場合が多いようです。
症状は、股関節痛のほかに腰や足が疲れやすくだるくなる、股関節をかばう反動で腰や他の部位の痛みが生じるなどがあります。また、普段何気なく起立してい る姿勢が内股であったり、内股歩行が楽である場合は、内股にすることで股関節がより安定するように無意識に姿勢や歩行を順応させている可能性があります。
臼蓋形成不全に気がつかないまま放置すると、高齢になってから人工股関節にする手術が必要になる場合もあるので、前述のような症状がある場合には、我慢せずに病院を受診することが大切です。