膝の前方の痛み:ジャンパー膝

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ジャンパー膝
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■どのような障害か

ジャンパー膝とは、バスケットボールやバレーボールなどジャンプを繰り返す競技の選手に多い膝の故障です。
運動による疲労により大腿四頭筋(ももの前面の筋)の柔軟性が低下することが要因の一つに上げられます。特に成長期では骨の伸長に筋肉の成長が追いつかず相対的に筋肉が短くなるために起こりやすいので注意が必要です。
運動を始めた直後に膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下、人によってはすぐ上の腱が炎症を起こし痛みが発生します。ウォーミングアップをしているうちに痛みは薄 れますが、スポーツの最中や運動後に再度痛みが出たり、またジャンプ動作やランニング動作での踏み込み動作時に痛みが発生することがあります。
稀に腫れたり、熱をもったりしますが、これは数時間から数日で改善することがほとんどです。状況が悪化すると腱の炎症だけでなく、腱の一部が切れたり、壊死に至り慢性化する場合があるので早期に治療する事が大切です。
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■どうしたら治るのか

基本的には安静、休養が重要となります。痛みが発生する動作を中止し、痛みや腫れがひどい場合は消炎鎮痛剤を塗ったり、冷湿布を貼ります。
大腿四頭筋の柔軟性を改善する目的で、大腿四頭筋を伸ばすストレッチは欠かせません。また、拮抗筋であるハムストリング(ももの後の筋)を伸ばすことで大腿四頭筋への負担が軽減されます。症状が軽度なうちは治療をしながら練習を続けることも可能です。

■スポーツに参加する際の注意

医師より許可が出てから運動を始めます。練習を再開した直後から全力でジャンプやランニングをしないよう気をつけましょう。
運動の前後でストレッチを十分にし、太ももの筋肉をよく伸ばします。また、太ももの筋力トレーニングも必ず練習に取り入れます。
底にクッション性のあるシューズを用いて膝の負担を減らし、ランニングをする時は土・芝などのやわらかいサーフェイスを選びましょう。練習後は必要に応じて15~20分ほどアイシングを行いましょう。